喫煙家が共有している怒り

禁煙して16日目。

打ち合わせでクライアントと東京駅で待ち合わせをした。

以前喫煙できて打ち合わせができる喫茶店探しで
東京駅八重洲地下街をぐるぐる歩き回ったことがある。
昼時で打ち合わせしながらたばこが吸えるところがなかった。
その時は地下街から外へ出て昔ながらの喫茶店に入りタバコを吸った。
その喫茶店は喫煙席が禁煙席よりゆったりと取ってあった。
店は禁煙席を除いて混んでいた。

今回は昼過ぎということもあり、タバコが吸えて
打ち合わせができる店がすぐに見つかる。

今にすべての店で吸えなくなるのですかね。

店に入りすぐに、僕は禁煙を始めたことを伝えた。
なぜかというと、喫煙家はここまで我慢してきているので
まず一服したいものなのです。
気にしないで吸ってほしかった。
ニコチンの貼り薬なのかと
聞かれたので、先月から日本で発売になったニコチンを使わない
飲み薬だと伝えた。

薬のことをご存じだった。
そこから本来の打ち合わせはそっちのけ。

この方も禁煙を考えてられた。
月に１万円のタバコ代が３万円になるとしたら、当然ですよね。
増える支出、これが年間で24万円にもなる。
とんでもない重税ですよ。
ご家庭のあるサラリーマンにとってタバコ代は大切な小遣いから
ねん出して買っている。
それが３倍にでもなったら、
この方いわく「昼飯は毎日抜くことになります、それは無理ですよ」
そうするとタバコを買うことができなくなる。
減らすイコール、何食かは昼を抜くことになる。

そうすると、タバコをやめる理由は健康のためというより、
差し迫った経済的理由により禁煙することになる。
僕から見るとこれは健全なやめ方には見えない。

戦後間もない頃、日本の首相が「貧乏人は麦を食え」ということを
言ってました。
昨日のブログでも「たばこと健康を考える議員連盟」の議員さんのこと書きましたが
この方１日３箱もタバコを吸い禁煙しようということはお考えでないようだ。
禁煙を始めたといっても信じることができませんがね。

ということで本来の打ち合わせの時間はこの話で終わる。
なぜか喫煙家同士の連帯感は強まった気がする。
禁煙を始めた者にとってもこの御同輩の苦しみはよく分かります。

先ほどのYahooのnewsで、
たばこ千円、最大6兆円増収＝8割禁煙でも2．2兆円－厚労省研究班が試算
なんてニュースが飛び出してきた。

厚生労働省研究班（奈良女子大の教授など）がまとめたらしいが、
そこに喫煙の度に納税する人たちがいることを忘れている。

卓上論で8割が禁煙して、というものの考え方がさみしいですね。
お役所仕事というのは、おえらいエリートの人というのか、
この8割の人たちがどれだけ大変な思いをするかを考えてない。

この計算で喫煙する人たちとは、はどういう人たちを定義してるんでしょうか。
1000円のタバコを1日に何箱も吸えて、周りにふるまいタバコなんでしている
セレブなお金持とでも思っているんでしょうか。

今回の国会議員さんみたいな人や、セレブしかタバコを吸えないのでしょうか。

どうしてもタバコをやめられない人は、お金がない時は血を売ってでも
タバコを購入するのでしょうか。
１日ひと箱を１日1本にがまんして吸うのだろうか？

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コメント 2

ヘビースモーカーがいきなり禁煙はあり得ない。
かと言って、買えないから強制的に禁煙させられる。
そうでなくてもストレス多い現代人なのに、逃げ道ないのは最悪だね。
秋葉原な事件が頻発するよ？(-_-;
by yuricom (2008-06-26 20:34) 

うつの方がたぶん増えますね。
by tsune2 (2008-06-26 21:49)