たらこ型のデブのカヤック [カヌー]
ガッティーノは見るからにたらこ型のデブのカヤック。
それを見て笑う人がいますが、これが実に安定性と
操縦性に優れたカヤックなのだ。
難点は重いことである。
乾燥時で18キロぐらいあり、水が少し入ると20キロを超える。
そして喫水が高いので風の強いときは風に流される。
いいところもある、喫水が高いことでスプレーカバーをしなくても
多少の瀬でもそれほど水が入らない。
でもこのカヌーを漕ぐには少しほかの艇と比べて力が要る。
基本練習で円を描いて漕ぐときは円を描く方向に艇を傾ける。
体重を円の内側にかけて、膝と横腹の筋力を使う。
重いカヌーなので僕にはせいぜい15度ぐらいに傾けるのが
やっとだ。
世界チャンピョンのリチャード・フォックスの
円を描く漕ぎ方を見ると、30度ぐらい艇は傾き、
確かに左右ともフォアハンドストロークでこいでいるが、
ガッティーノで実際に同じように漕いで見ると、
艇の傾きが足りないので、思い描いた円を描こうとすると
どうしても円の外側のストロークはスイープストロークになる。
それでは普通に円を描くのと同じなので、
無理をして艇を傾けて漕いだ。
横腹の筋肉は普段まったく使わない筋肉なので、
当然のようにすぐに痛みが走る。
その日の夜、痛みがひどくなる。
この9週間一度も筋力トレーニングをしていない。
やはり日ごろから少しでも運動をしないとだめですね。
それと、ストレッチなのですが、痛いことを理由にしてません。
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