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結局、早寝早起きすればいいのに。 [tsune2]

ここのところ安眠ができない毎日が続く。
朝方寝る習慣が付いているので、8時ぐらいは熟睡の最中。
ところがここ2週間ほど自宅前で車の通行を止めて水道工事が始まる。
車1台がやっと通れる道幅しかないところで重機が入り移動する。
それだけで地響きが起きる。
地盤がやらせいではない、家の下に地下鉄が走っているので、
重機の動く反響が地下鉄のコンクリートからはねかえり大きく響く。
アスファルトを掘削してはがし、地面を掘り出す。
大きな音が狭い路地に響き渡る。
重機が走るだけで家が揺れ、キャタピラの音が雨戸を閉めた窓から
めいっぱい振動と共に響いてくる。
畳に布団を敷いて寝ている僕の枕元からはその振動が響いてくる。

今日の工事の轟音は最悪で見ていた夢にも影響があった。
家人と家の中に入ると轟音と共に隣の家が地震のときのようにつぶれた。
そのうちに自分の家も揺れだした。
外を見るとお隣のご主人が重機で家を壊しだした。
そしてものすごい音がした。
たぶんそのとき起きたのだと思う。
目覚ましはなっていたはずだがなっていたのかわからない。
合わせた時間よりも2時間寝過ごしている。
嗚呼、寝坊してしまった。
轟音が和室の部屋に響き、かすかに障子が震えていた。
台所で寝る前に入れた炭火焼焙煎のさめたコーヒーを飲む。
寝不足になっている。

玄関から外に出ると玄関前の水道管の取替え工事をしていた。
寝不気味のやつれた感じで家を出てきたので、工事関係者がその場で気を使って
「すみませんうるさくして」
と声を掛けてくれてた。
僕はこれがいつまで続くのか聞くと
「あと10日間ほどこの通りは工事が続きます。
あそこの公園までです。」
「大きな音ですみませんが今しばらくご勘弁ください」
心の中では当然のようにご勘弁ならないと答えた。
心と裏腹に
「ご苦労様です。工事はいつ終わりますか」
と聞いた。
「後10日ほど続きますのでご協力お願いいたします」
又心の中でつぶやく。
「ふざけんなよ」
ガードマンに誘導されて家の前に詰まれた泥をよけて通りに出た。
僕の寝ている部屋は工事で掘っている穴から3メートルぐらいしか離れてない。
これじゃね。
うるさいに決まっている。

普段の裏路地の音は新聞配達のバイクの音から始まり、
ごみを集積場所に運ぶ主婦の話し声、通勤で通り過ぎる
人たちの足音が住宅地の路地に響く。
鉄筋作りのマンションにいては味あえない風情がある。
子供たちが走り回る音。
お隣のガス湯沸しやエアコンが稼動する音。
隣の玄関が開き鉄の門を開閉する音。
時には、この音で住民同士が争うこともあるが、
この街ではいつもの音。
音が何もしないとむしろ君が悪く感じる。

自分が街に住んでいることがいまさらのように実感できる。

今住んでいるところは歩いて仕事に通えて都合がいい。
あまり離れているとだんだん億劫になり、タクシーとか使うことになる。
ここだと仕事場まで歩いて15分もかからない。
それでもたまに仕事場の近くで酒をたらふく飲んでタクシーに乗ってしまう。
朝方近いということもあり、早く寝たいということもある。
ならばそんな時間に飲まなければいいのだが根っからのだめ親父。
飲んでストレスを発散してるのだろうか?
それともアルコール依存症になっているのだろうか?
それほど酒の上で付き合いはよくない。
どちらかというと一人でバーや居酒屋でひとり飲むタイプ。
冗談や笑い声を出して飲むのは不得意ときた。
早く言えば付き合いの悪いやつだ。
それでも毎週決まった日にはいつもの仲間と酒を飲むが、
大声を出して笑うとか冗談を言うことがなく静かに飲みふける。
女性と飲んでも相当辛辣は話し方で接することが多く
当然のようにもてるタイプでもない。
子供の頃はそうじゃなかった。

家のそばの公園を横切り表通りに向かう。
今日も仕事です。


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