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カヌーを楽しむ:その10 [カヌー]

二家族の乗ったカヤックは抜きつ抜かれつしながら始めての
那珂川での川くだりをしていた。
静寂なときの中でこの家族が川を自分たちのものにして楽しんでいる。

初めてカヤックを挑戦している父親は一生懸命に、
パドルを漕いでいたがだんだん慣れてきたようで
余裕が出てきたみたいだ。
それが小さな女の子に伝わったのか、
自然に二人の顔に笑顔が生まれた。
この家族のそばに付いて川を下っていたが、
流れが緩やかで風もなく穏やかな気候なので、
2人に川の自然に触れてもらおうと思い、
空を飛ぶとびや、川岸近くの浅瀬に群れている小魚たちの
ことを教えてあげた。
川の水は透明度がないが、川岸近くはそこが見える。
浅瀬には小魚が群れて移動している。
親子はとびが空を舞う姿や小魚の泳ぐ姿追いカヤックを漕いだ。
もう一組の家族は2艇のカヤックで競争をしたり、
パドルを使い水面をたたき飛び跳ねる水の掛け合いではしゃいでいた。
いつもなら危険な竹林横の流れも、速い流れがなくなり安心して下れた。
男の子は一人で乗っていた。
乗ったカヤックが初めてで不慣れということもあり
最初はコントロールがうまくできなくてくるくると水面を回転していたが、
すぐに慣れてきたようで余裕が出てきた。
子供はなれてくると川の周りをじっくりと眺めていることが多い。
漕ぐことも忘れみんなから遅れる。
疲れていることもあるが、子供なりにこの自然を満喫しているのだろう。
そういう時は僕は少しはなれたところで子供たちを見ている。
今回は川下りは少人数なのでガイドとしても余裕がある。
僕自身も子供と同じように川を楽しみながら下っていく。
気がつくと先頭を下っているスタッフのカヤックと300メートルぐらい
離れているということもある。
そんなときは遅れている子と一緒になり先を下るカヤックに追いつく。
時には疲れた子供の乗ったカヤックをロープで引っ張っていくこともある。
疲れはするが楽しい時間だ。
川のそれそれの場所にはいろいろの思い出がある。
その思い出を今年もたくさん残していくことになる。
5キロ地点で休憩をする。
ここもいつも訪れる場所だ。
5ヶ月ぶりになかの屋の主人と奥さんに挨拶をする。
2人ともいい人たちだ。
この2人に会うのもこの川くだりを楽しいところ。
僕はSHIHOがこの2人に挨拶して川のほうに戻るのを見て、
ワンカップの濁り酒を買い、一気飲みした。
甘酸っぱい酒の味が渇いたのどを一気に潤す。
時期に体も温まる。
今日も飲酒運転、気をつけましょう。


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