川を守ってほしい [自然]
川は流れは地形に合わせて複雑ななかれ方をしている。
川筋も同じように代わっていく。
まっすぐに流れている川は自然界ではない、
必ず蛇行して流れている。
その蛇行した川の川岸に人は住みすき田んぼや畑を作り生きてきた。
毎年起きる増水や川の水の氾濫など人にとっては災害でも、
これは自然の摂理である。
川の氾濫は上流から肥沃な土壌を運んで堆積していく。
文明が発生したのも大河の流れのまわりである。
この肥沃の土地で人は生まれ育ち子孫を増やし続けた。
いつしか人は人口の増大に対応するため、
本来なら沼地だったところや川原を
新たな農地の開拓をして農地を広げた。
それがいつしか宅地として工業用の団地として、
生まれ変わっていった。
いつしか人は川からの豊かな恩恵も忘れだした。
川にごみをゴミ箱のように捨てたり、
川を壊し続けている。
そこに生きる動植物に対しては外来種を持ち込み
本来の川の生態系をも壊し続けている。
那珂川は鮭が産卵のため戻ることで有名な川だ。
この川が戦前までは産卵のために戻る最南端の川で
江戸時代からサケ漁がおこなわれていた。
明治の時代には日本で最初に鮭の産卵のための
施設ができた川でもある。
戦前までは人はこの川の自然を守り管理してきた。
現在は地元の漁業組合、国の河川管理下に置かれている。
しかし、自然を守るという意味での管理はされてない。
飲料水、農業用水、洪水対策ということで税金が使われ、
ダムが作られたり、直線的な堤防が作られたり、
魚の産卵だできずらい川岸など、どう見てもおかしなものが
作られて続けている。
川を大切にしてほしい。
大切にすることで人への見返りは大きいはずだ。
近海の漁業資源を守るために漁師が禿山にいろいろな木を
山に植えたように、川にもいろいろは生物がすみやすい環境を
壊すのではなく作ってほしい。
本来そこで生息していた動植物を守ってほしい。
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