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天気もよく極楽極楽 [カヌー]

金曜日は予定が大きく狂い土曜日の昼近くまで
徹夜の仕事になった。
どうにか頭と目がさえていたので睡眠をとらずに
那珂川のなかよしに車を走らす。
途中激しい空腹を覚えるがここで食べると眠くなるので、
常磐道の水戸インターを降りるまで必死でこらえる。
食べるとたぶんまぶたが重くなり居眠り運転しそうだった。
なかよしまで後7キロぐらいのところでこらえきれずに、
農協のコーポの駐車場に止めて食べ物を買いに車を降りる。
なかよしには出かけるときに行くことを伝えてあるので、
念のためにコーポで買い物をすることを伝えると、
偶然というのかコーポに向かって買い物に出ていて、
まもなく到着するという返事が返ってきた。

いい連絡だった。

僕はすぐに酒の売り場に出向きワンカップの「一品」と
1升ビンの「初絞り」を購入する。
お弁当とかいろいろあったが、コーポのおにぎりの大きさに
感激してそれを買ってしまう。
おにぎりを酒の肴にワンカップを飲みだす。
このままでは飲酒運転だが、オーナーとSHIHOとREAが来るので
運転をかわぅてもらえる。
おにぎりをほおばりお酒をぐいぐい飲んで飯を腹の中に送り込んだ。
これがうまい。
さすがに田舎のおにぎり。
梅干がうまい。
さすがに梅の名産地。
テンションが上がり始めた。
SHIHOとREAが来た車でホームセンターに買い物に、
オーナーと僕はオーナーの運転でなかよしに向かった。
車の中で大きなおにぎりをほおばり続けた。
この辺の季節はまだ春。
路肩や田んぼには菜の花が咲き乱れ、
まだ桜が満開だ。
なかよしに付いたら飯を作ってもらい1升ビンを
あけて飲むことにした。

お腹が膨らんだら一度寝て起こしてもらったら、
晩飯ということでお酒をコップで飲み続ける。
部屋の掃除をしてくれている間に、
コンクリートの低い塀の上で一眠りする。

天気もよく極楽極楽。


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大根のへたに花が咲く [tsune2]

ちゃんと通院で通ったのは3日。
4日目にはもう通っていない。
よくないのはわかっている。
でもね、時間なかったんだもん。
それにしても昨日の首の牽引のときはなんと寝てしまった。
ほんの5分ぐらいかなのかもしれないが。
気持ちよくなって寝てしまった。
その次が仰向けになって背面全体へのローラー。
これが僕は苦手。
背後からの圧迫で気持ち悪くなる。
もともと腰を痛めてるし去年は背中の肋骨のひび。
背骨の損傷がそのまま。
痛いのと古傷への威圧感で気分は最悪。
仕事に戻っても船酔い気分。
体がしばらく揺れている。
次に電気治療。
あのぴりぴりという感触が好きになれない。
以前左肩が50肩(40肩)で握力の落ち込みと痛みで
しばらくこの治療をしていると、皮膚が皮がカサカサに
なりしばらくひどい状態だった。
直すためにはしょうがない。
明日は必ず通院しましょう。

大根を買ってきてへたの部分を多めに切り小皿にいれ
出窓のそばにおいていた、
しばらくすると葉が伸びだした。
そこまではごく普通の出来事。
枯れないように水を足していた。
すると、花の蕾をつけた。
そしたらなんと花が咲いた。
どったことないかもしれないが、
種を買って育ててもそこそこ時間がかかるし、
鉢植えを買ってきたらお金がかかるし、
そんなことを考えたらなんと安上がりなこと。
生ごみに出さなくてよかった。


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ついに通院 [カヌー]

ついに通院

去年後半から痛かった腕の痛みに限界が来た。
腕がとうとう朝目を覚ますと持ち上がらなくなりさすがに不安になる。
とりあえず明日こそ病院に言うんだと自分に言い聞かす。

確か去年整形外科に行ったのは、流れの速いカーブに
水の中につかりながら生えている柳の木に1人艇の
カヤックが引っかかりの取り除こうとしたときに
背後から2人艇のバウデッキの先が舳先から僕にぶつかり
背中の肋骨にひびが入り検査に通ったぐらいだ。
それと虫されでよく通った皮膚科がその整形外科の並びにあり、
蚋に刺されかゆみ止めをもらいに行ったら休診日で、
なぜか、その整形外科で虫刺されの処方箋を書いてもらい、
薬をもらいに行った。
そのときは、肋骨の痛みはほとんどなく治癒したでしょうぐらいの話をした。
そこの先生とは町内の顔見知りになってしまっている。

今回は、テラス上のトタン屋根に上りその上にたまった、
杉と栗の葉や小枝や杉の花粉の積もったごみなどを、
勾配のそれほどない屋根から竹箒ではき落とす作業をした。
勾配のないところは普通にはくことができるが
昨夜降った雨で花粉は固まり、葉っぱは水を含んでトタンに
へばりついているので何回も竹箒ではいて落とすめんどうな作業だ。
それに濡れているトタンの表面はすべる。
平坦な屋根の部分は奥行きが5メートル、幅15メートルぐらい、
軒先に近いほうの屋根の傾斜が急になっている。
建物から軒先へほうきで掃いていく。
これ自体は普通に放棄を掃く姿勢で体には負担がかからない。
素手でほうきを使うので手の皮が痛くなるぐらい。
軒先にはいていくと雨水がトタンにたまっていたりしてそこが滑る。
水分を相当含んだ結構な量の落ち葉や枝をとりあえず軒先から下に落とした。
濡れたトタンの表面が乾くのを待ってから急な屋根部分を掃いていく。
どうしてもへっぴり腰になる。
屋根のヘリは危険なのでほうきの掃き方もごみをつつくようにして屋根から落とす。
これが結構きつい作業になったみたいだ。

この作業を終えてからAさんが平日に下草刈と潅木刈をして集めたものを燃やした。
この量が半端じゃない、2トントラック荷台山盛りぐらいの量がある。
火火事が怖いので開けた地面でで徐々に燃やしていく。
ほ仲間もキャンプ場内の掃除をして枯れ木や枯れ草を焼却していく。
どんどん燃やすものを足していくので一向に燃やす量が減らない。

そのうちに直径60センチはある栗の枯れかかっている老木を
切り倒すことになり仲間全員が集まり大仕事になった。
風が強いに日には時々太い枯れ枝が折れて下に落ちてきて危険だった。
レスキュウ用のスローロープをつないで長くして木の上部に絡め、
下からライトバンで滑車を入れて引っ張り、木の倒れる方向をコントロールする。
栗の木の下側をチェインソーで切れ目を入れる。
倒れる側に木に垂直な切れ目と上から斜めに切れ目を入れて
三角形の形に半分ぐらいを切り取る。
その反対側のおよそ50センチぐらい上を垂直に半分ぐらい切る。
そこから地面に垂直に木が割れて倒れる。
倒れた後には背もたれのある丸木の椅子みたいなものができる。
その後、太い丸太を60センチぐらいに切り分ける。
暇なときに焚き火用に薪に割らないとならない。
それと枯れ枝と枯れて湿気ている木の厚い樹皮がたくさん出た。
これも焼却している中に乗せていった。
白い煙がもうもうと立ち上がる。
このままでは燃え終わるまで相当時間がかかる。
下手すると翌日まで火種が相当残りそうだ。
その合間にドラム缶風呂を入れる。

食事の後にドラム缶ぶるにはいった。
多めにお湯を沸かしていたのでバケツでそのお湯を頭からかぶる。
気持ちが相当いいのだがそのときにまた腕に激痛が走り、
バケツを頭の上まで上げられなくなり。
いつもならすぐ収まる痛みがいつまでも続く。
ドラム缶風呂につかりながらしばらく腕をマッサージする。
体が温まりだすと痛みが和らいだ。
それにしても今回の痛みはすごかった。

その日は仲間4人で僕の車で東京に戻った。
キャンプ場からの帰り道、腕の痛みで車の運転に自信がなくなっていたら、
SHIHOが代わりに運転してくれた。
助手席に座り僕はうつらうつらしながら夜と高速道路の前方を眺めていた。
気持ちよい疲労感だった。
そして気持ちがいい睡魔が襲ってきた。
後ろに座っている二人は寝てるようだ。


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カヌー三昧の生活 [カヌー]

よく、焚き火のことをこのブログで書いていた。
この焚き火が好きな理由は幻想的で心が引き込まれるからだ。
いくら見ても飽きることはない。
暗くなると幻想的な輝きを増す。
同じ輝きはない。
すべての輝きは無限な輝きを続ける。
木を燃やしているとスミがたくさん残る。
そのスミは消えない限り黒いスミの中に赤い輝きを
一瞬ごとに変えていく。
イルミネーションのようなローテーションで輝きが変化するのではい。
焚き火の熱による空気の対流、自然の風の流れ。
火の火力や、風の微妙は変化に赤い火は変化する。
燃えているものだから最後には白い灰になるが、
燃え尽きるまでの時間、何か不思議な夢でも
見せてくれているようだ。
そして見ているものの心を何か別の世界に引き寄せている。
人の世界、地球の自然、太陽、宇宙の誕生。
大げさかもしれないが、人も地球も人間の小さな知識でしか、
この宇宙を理解することができない。
人から見れば永遠に離れたところに存在する星たち、
そして人から見れば永遠のときのような宇宙の時。
そんなものが身近な焚き火の火の中に隠されている。
人も生きている。
この焚き火に使った木も生きていた。
この自然も、この地球も、宇宙も。
生物がいない星は、人の科学や知識では存在し得ない生命体。
生命と呼ばれる存在ではないかもしれない。
すべてを超越した何かなのだろう。
ひとまずこの輝きを見てください。
携帯のカメラなので手振れやピンボケはありますが
この輝きは伝えられると思います。

 

キャンプ場の今シーズンの本格営業前に仲間たちは、
広いキャンプ場内を協力して片付けている。
ある人は定年退職後の自由な時間を使い平日もここに来て
一人でできることから自分で作業を見つけてしている。
僕らは平日の東京での仕事があるので週末からのここでの
片付けになる。
どうしても、掃除や先シーズンそのままになった片付け、
痛んだものの修理に明け暮れる。
どうぢても時間が足りない。
それでもみんなは暗くなるまでもくもくと助け合って
キャンプ場を訪れる人たちのために作業を続ける。

無報酬で何のためにこんなことをするのか自分でもよくわからない。
シーズンが始まれば、カヌーレッスンの手伝いと川くだりのガイド。
キャンプ場の運営の手助け。
何も金銭的なことで動いているわけじゃない。
自分がもともとアウトドアが好きという事もあるし、
この自然の中にいることが落ち着いた気分でいられる
ということもある、又いつもの自分と違う自分でいることができ、
新しい自分を作ることができる。平日の自分を忘れるためじゃないし、
気分展開だけでしているのではない。
ここにいると平日仕事をしているときの自分以上に自分らしさを感じる。
何も演じることもないし、見栄を張ることもない。
人をおだてることも、必要以上に人に頭を下げることもない。
ここではさげずんで他人を見る人たちの視線を気にすることもないし、
そんな小さな技量で俺は生きてるんじゃないという気持ちでいられる。
ここにいるときは、すべての人は幸せでいてほしいと感じるし、
そしてすべての人が健康でいてほしい。

ここでは働いた後の充実感、疲労感、満足感すべてが僕の心を虜にしていく。
平日の東京での仕事があるからこそこんな贅沢な時間が過ごせる。
そんな時間や環境を与えてくれた人たちに感謝。
ありがとう。
もちろん、僕自身が強引にきていることが多いので、
そのために迷惑をおかけした人たちにはお詫びをいたします。
ごめんなさい。

ということで今シーズンもカヌー三昧の生活が始まりそうです。


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カヌーを楽しむ:その10 [カヌー]

二家族の乗ったカヤックは抜きつ抜かれつしながら始めての
那珂川での川くだりをしていた。
静寂なときの中でこの家族が川を自分たちのものにして楽しんでいる。

初めてカヤックを挑戦している父親は一生懸命に、
パドルを漕いでいたがだんだん慣れてきたようで
余裕が出てきたみたいだ。
それが小さな女の子に伝わったのか、
自然に二人の顔に笑顔が生まれた。
この家族のそばに付いて川を下っていたが、
流れが緩やかで風もなく穏やかな気候なので、
2人に川の自然に触れてもらおうと思い、
空を飛ぶとびや、川岸近くの浅瀬に群れている小魚たちの
ことを教えてあげた。
川の水は透明度がないが、川岸近くはそこが見える。
浅瀬には小魚が群れて移動している。
親子はとびが空を舞う姿や小魚の泳ぐ姿追いカヤックを漕いだ。
もう一組の家族は2艇のカヤックで競争をしたり、
パドルを使い水面をたたき飛び跳ねる水の掛け合いではしゃいでいた。
いつもなら危険な竹林横の流れも、速い流れがなくなり安心して下れた。
男の子は一人で乗っていた。
乗ったカヤックが初めてで不慣れということもあり
最初はコントロールがうまくできなくてくるくると水面を回転していたが、
すぐに慣れてきたようで余裕が出てきた。
子供はなれてくると川の周りをじっくりと眺めていることが多い。
漕ぐことも忘れみんなから遅れる。
疲れていることもあるが、子供なりにこの自然を満喫しているのだろう。
そういう時は僕は少しはなれたところで子供たちを見ている。
今回は川下りは少人数なのでガイドとしても余裕がある。
僕自身も子供と同じように川を楽しみながら下っていく。
気がつくと先頭を下っているスタッフのカヤックと300メートルぐらい
離れているということもある。
そんなときは遅れている子と一緒になり先を下るカヤックに追いつく。
時には疲れた子供の乗ったカヤックをロープで引っ張っていくこともある。
疲れはするが楽しい時間だ。
川のそれそれの場所にはいろいろの思い出がある。
その思い出を今年もたくさん残していくことになる。
5キロ地点で休憩をする。
ここもいつも訪れる場所だ。
5ヶ月ぶりになかの屋の主人と奥さんに挨拶をする。
2人ともいい人たちだ。
この2人に会うのもこの川くだりを楽しいところ。
僕はSHIHOがこの2人に挨拶して川のほうに戻るのを見て、
ワンカップの濁り酒を買い、一気飲みした。
甘酸っぱい酒の味が渇いたのどを一気に潤す。
時期に体も温まる。
今日も飲酒運転、気をつけましょう。


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カヌーを楽しむ:その9 [カヌー]

川の水はまだ冷たい。
パドルで水を捕らえると反対側のパドルは上に上がり、
ブレードについていた水が滴り。
ドライスーツの袖はマジックテープでとめてあるが
そこから水はドライスーツの中に入ってくる。
これが冷たいのだ。
しばらく漕いでいると袖のあたりに水が相当たまっているような感覚になるり、
思わずマジックテープを緩めて中の水を出そうとしたが出てこない。
漕いでいれば体が温まり冷たい水も体の熱を吸収して暖かくなる。

風がないのでカヤックが川を下るスピードぐらいしか風を受けないので
薄手のドライスーツでもちょうどよい気温だ。

川の両岸からは白い糸がいくつも渡してある。
スタッフの説だと、そこにカニを取るし掛けがしてあるということだが
どう見ても糸を渡しているだけにしかみえない。

カニを取る仕掛けは川岸に近い川原に鉄筋の棒をハの字に川底にいくつも
下流に向かって打ち付ける。下流のほうが狭くなるようにする。
その鉄筋に網をくっつけて狭まったところで虫取り網みたいな出口のない
網を取り付ける。
上流から川底を歩いてきたカニを狭まったところに追い込んで捕まえる仕掛けだ。
水が少ないときでも鉄筋は水面からせいぜい30センチも出ていない。
その鉄筋にはたいてい赤い日もが巻きつけてある。
増水するとこの鉄筋は水面より下になり見えなくなる。
これが危険なのだ。
この上にカヌーが通過すればポリエステルの艇は長い引っかき傷をつくるし、
組み立て式のファルトボートや空気を入れて膨らました
インフレータブルカヤックは穴が開いてしまう。
良心的に仕掛けをしている人たちは長い竹を仕掛けに立てて赤いひもを
結んでいるのでいるので仕掛けの鉄筋があることがわかる。

白い糸を渡したものは下流まで続いている。
カニを取る仕掛けには見えないし、その位置を知らせるものには見えない。

僕の予想では糸を渡してある上流と下流の間が漁をする人の縄張り
じゃないかと想像しているがどうなんだろうか。
それにしてもこの糸はきになる。
危険防止か、糸を切られないように白いひもや赤いひも、
それにビニール袋などいろいろなものが糸のところどころに結んである。
それを渡した人の美的センスもあるがどう見ても美しくない。

あるところで糸の張り方が違うところがあった。
1本の竹から2本の糸を下流に向かい張ってある。
ますますこの糸の意味がわからなくなる。
ほかの漁のためのものか。
それともこれからカニの仕掛けを設置するのか。
もしそうだとするとこんなにたくさん仕掛けを設置したらカニが
いなくなるのじゃないかと心配になる。

このカニはモズク蟹。
大きいかにがと20センチもある。
はさみには名前のとおりモズクみたいな毛がびっしり生えている。
生きているときは茶色とオリーブクリーンが混ざったような模様だが
ゆでると赤くなる。
見かけは上海蟹そのもの。
塩茹でにして食べるとこの身がこれがうまい。
味噌もうまい。
ただ味噌のところに黒い塊がありこれがすごく苦い。
甲羅酒で熱燗を飲むのもよし。
でも養殖しているわけじゃないのでとりすぎると、絶滅種に入る可能性がある。
川にはただでさえ外来種の大きな肉食の魚が増えている。
小さな蟹はその魚たちに食べられてしまう。

水はやや濁り気味。
透明度は60センチぐらいだろうか。
秋には透明度が上がり深いふちの川底が見えていた。
そこにたくさんの酒が群れを成して泳いでいた。
産卵のために川底を体全体を使い卵も産み落とす場所を
作る鮭がいたり、メスの鮭の周りでオスの鮭が争う姿が見えたり、
産卵が終わったようで動くことをやめてじっと死を待つ鮭が
見えたりした。
やなものも見ることができた。
鮭の筋子をとるための漁をしていて筋子だけとると
死んだ鮭を川の中に山のように積み上げている光景。
ほとんどは密漁かもしれない。

いろいろ考えながら川を下っていた。

去年毎週末見ていた川の両側の景色はまだ冬だった。


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カヌーを楽しむ:その8 [カヌー]

川の水は透明できれいなほうがいい。
でもそんな川は少ない.


ニュースで日本のどこかの川はきれいとか流れるが、
僕はこの那珂川が好きだ。
生まれは東京の深川で物心が付いた頃に隅田川を知った。
昭和30年代のこの隅田川はどぶみたいな色でぷーんといつも異臭を放っていた。
川のあちこちではメタンガスが発生していた。
橋の上に立っているのがいやだったが、隅田川の花火大会の時には
我慢して大人たちの見ていた。
といってもあまり記憶がない。
記憶があるのはその大人たちが子供の僕をからかっていた冗談だけだ。
「お前を永代橋で拾ってきたんだよ」
子供ながら寂しいつらい思いをして泣いたような気もするが、
記憶が定かではない。

当時の隅田川唱歌にあるような春のうららの何で場違いの感じだった。
今は以前と比べるとどぶ川の腐った匂いみたいなことはなくなった。
隅田川にかかる永代橋はしはいつもきれいに塗装され
夜はライトアップされてるので僕の記憶の中にある橋ではなくなった。
橋の横に新川は兜町、日本橋へと続く川だ。
ここも同じようなくさい汚い川だった。

高度成長期になると都内の川がますます異物が浮く汚い川になっていた。
当時、都内でも水洗トイレの普及は遅れていた。
いわば水洗トイレは垂れ流しで神田川やいろいろな川に汚物が流されていた。
川の汚れに変化が起きるのは東京オリンピックに向けて
東京の町全体が大改造され出してから変わり出した。

それでも汲み取りの汚物は船で太平洋の黒潮まで運ばれ流されていた。
これは最近までそうだったようだ。
テレビのドキュメントで流れていたのを見たことがある。

引越しの好きな親に連れられ代々木に小学2年から5年まで住んでいた。
小学校は深川に住んでいた時に通っていた中央区の昭和小学校まで、
首から定期をさげてこの総武線を利用して越境入学をしてた。
当時の総武線の車両は木製の車両が多かった。
車両も内装も茶色ずくめでシートだけが緑色をしていたような記憶がある。
その電車に乗り車窓から外を眺めているのが好きな少年だった。

電車は四ツ谷の駅を過ぎると外堀の堀が車窓から見える。
次の駅が市ヶ谷、この駅には当時から釣堀があった。
堀は続き次の駅が飯田橋。
ここは江戸時代に玉川上水路からの水の取り入れ口が
あったということを何かの本で呼んだことがある。
この玉川上水路が今の神田川だそうだ。

通っていた小学校は八重洲にあった。
ここは日本橋、京橋、宝町、銀座と続く江戸時代の商業地。
高度成長の建築ラッシュでそこらじゅうの地面が掘り返され
江戸時代のいろいろなものが見つかっていた。
その中に玉川上水の水を各町内に運んだ木管の筒が出てきた。
小学校にもこの木管は寄贈されていた。

飯田橋から汚い川を見下ろしながら総武線は走る。
御茶ノ水のJRの駅からも神田川を見下ろすことができる。
いまは大きな鯉が泳いでいるが当時は魚が泳いでるのを
見た記憶がない、ただたくさんのごみは浮いていた。
その頃の人たちは川をゴミ捨て場のように考えている人が
多い時代だった。
今でも平気で川にごみを投棄している人が多いが。

当時は今ほどゴミ収集車が多くない頃でごみの収集と運搬に
神田川が使われていた。
水道橋にごみの集積場があり、そこからぽんぽん蒸気船で、
夢の島までごみが運ばれていた。

清流を僕は知らなかった。


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カヌーを楽しむ:その7 [カヌー]

川の水は透明できれいなほうがいい。
でもそんな川は少ない。
川は生きている。
川は生きているから微生物もプランクトンも魚も
植物も生きている。
そこに鳥や動物たちが来る。
人はその水を飲む。

人が何もしなくても川は天気に合わせてどんどん代わる。
土砂崩れで川の水が褐色に濁ることもある。
大雨の後の増水で上流のいろいろなものを下流に流していく。
人が川原でごみとして捨てた飲料水の感やペットボトル、
弁当の発泡スチロール、お菓子やいろいろなビニールの袋や
ポリエステルの半透明の袋、農薬の入っていた袋、
野菜のくず、スイカの食いかす、オモチャ、ありとあらゆる
ものが流れてくる。

川はそれを許している。

増水していた水が引くといろいろなものが川に隠れていた岩や、
川岸の木々に張り付いて出てくる。
荒涼とした眺めになる。
自転車、オートバイ、車、農機具、それらが散乱する。
どこかの都市のどぶ川のように人はこのきれいな川をいたぶる。
人がこの自然をどれほどいたぶっても
それでも川の水は枯れることなく流れている。

川を大切にしないと。
僕らの大切な川だから。
僕らの大切な命の源だから。
できることからしないとね。


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カヌーを楽しむ:その6 [カヌー]

焚き火が好きだ。
燃えている炎をみているのが好きだ。
風を受けて炎いろいろな方向にたなびき、
赤い形が一つとない形で動き回る。
炎をいろいろは形に変える風も一方向ではなく
絶えずいろいろな方向から吹いてくる。
火の勢いが落ちてくると煙が立ち始めて
それが僕のほうに急にたなびいてくる。
咳き込むほどではないが煙が目にしみる。
うちわがあれば釜の空気口から風を送ったり、
直接火をうちわでパタパタと扇ぐ。
煙は止まり、炎もパタッと止まる。
今まで炎を出していた薪はスミが赤く燃えているようになる。
そのうちに火の粉が勢いよくで出す。
うちわで扇いでいる限り炎は出ない。
炎は出てないが急に温度が上がるようで軍手をしている手が熱くなり、
燃えていたそばでは扇げなくなる。
扇ぐのをやめると急に炎がぱっと立ち上る。
しばらくは勢いよく火が燃えていて炎も派手にぼうぼうと
薪から立ち上る。
小さな枕ぐらいある薪を燃やすのは一苦労だ。
まず時間が相当かかる。
一度に燃えずに徐々に燃えていく。
その時よく煙が出てくるし、途中消えそうになり煙が出てくる。
でも、桜の木を燃やすと桜のチィップで燻製を作っているような
香ばしい美味しそうな煙たいにおいがしてくる。
鮎、豚肉も固まり、チーズなんかで燻製作りをしたくなる。
オープン前のキャンプ場の片付けをしていたときに掃除で出た紙を燃やしてしまった。
雑誌やパンフレットに使う紙は紙を白くするために漂白や石膏のような
コーティングをしていてなかなか燃えない。
ただでさえ紙同士が密着しているのでいつまでも本の中まではなかなか燃えない。
もうもうと白い煙と火であぶられて灰にはならず黒くなった状態になり、
薪の火種を覆って空気の流れをとめ、火力を落としてそのうちに火を消してしまう。
相当な量があったのでそう簡単にはすべてを燃やせない。
枯れ木の片付けと伸びすぎた木の枝落としなどで出た枝をその上で燃やし続けた。
枯れ木はすぐに燃えるが生木はそう簡単に燃えないし火力が弱い。
それでも釜の上の方の紙の固まりは燃えた。
その下のほうはその燃えた灰で覆われているせいでなかなかはかどらない。
そこでいつもの竹の登場である。
これは火力が強く、燃えた後もしばらくスミが長い時間燃える。
キャンプ場の片付けの間によく乾いた竹を継ぎ足してどんどん燃やし続けた。
キャンプ場の長老のAさんが合間に手伝いに来てくれた。
2人して直径1メートルぐらいの釜相手になかなか燃えない紙を相手に
いろいろ世間話をしながら竹と拾い集めた枯れ枝と枝落とした枝を燃やした。
表面ばかり燃やしてもだめということで燃えカスや灰で埋まっている
網を長生きで木でつついてつまりをとる。
そこから釜の空気口からの空気が送り込まれて火の勢いが強くなった。
さすが年の功。
途中から先ほどの小さな枕ぐらいの桜のまきを燃やす。
焚き火を手伝いだしたときは日がまだ高かった。
時間は4時ぐらいだった。
気がつけば周りは暗くなっている。
炎は昼間と違い幻想的な赤い世界。
僕はそこから離れられない。
少しでも火が弱くなるとうちわで扇ぐ。
気温も下がってきた。
外気は5度くらいだ。
風もあるので火が弱くなると余計寒く感じる。
そうすると又うちわをパタパタと一生懸命扇ぐ。
Gパンを通しても熱さが伝わってくる。
気がつけば紙の燃えかすはすべて燃えている。
事務所のほうからお茶にしませんかとオーナーが声を掛けてくる。
Aさんはすぐに火のそばから離れて事務所に向かった。
僕は火のそばからなかなか離れられなかった。

そういえばカヌーを乗らずに1日過ごしてしまった。


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カヌーを楽しむ:その5 [カヌー]

積み込みだ。
親子ずれのライフジャケットやパドルを人数分積み込む、
それとshihoと僕の分も。
一つでも忘れると川を下るのは危険だ。
その時は下ることはやめるしかないので必ず余分に車に積み込む。

次にカヤックをライトバンのルーフーキャリアに固定する。
これはもう部品がないのでスタッフが古いキャリヤや部品を改めて
調達して作り上げたキャリアだ。
カヤックのコックピット・リム(コックピットの開口部のふち)を両手で持ち
カヤックのバウ(へさき)かスターン(船尾)を地面に突き刺すように
立ててライトバンのそばに持っていく。
バウかスターンについている取っ手がライトバンのルーフに上っている人の
手に届くようにカヤックを持ち上げる。
このときに力が要る。
そのとき右の腕の筋肉にまた激痛が走る。
去年暮れから痛み出している。
寝ているときが一番痛みがひどい。
寝起きに布団の中で無意識で背伸びなんかしたら、
目がパッチリあくほどの痛みだ。
痛いのを我慢してカヤックを次々持ち上げる。
力が入らない。
軽々持ち上げていたものが持ち上がらない。
去年は相当無理して川の中でパドルで漕いでいた。
腕がパンパンにはれていたこともあるし今よりも腕は太かった、
それが今では去年の今頃よりも細くなっている。
たぶん無駄な肉がなくなっているせいかもしれない。
体重を量ったときにも、体脂肪率の表示が16%ぐらいのときが多かった。
このところデスクワークばかりで20%ぐらいに戻っている。
運動不足で腹の周りに肉が付いてきたようだ。
その大きな理由は、酒を飲みに行くのが減り、
その分仕事帰りに買い物に行きその日の晩飯を自分で
作るようになってきた。
米をほとんど食べないでお酒を米代わりに飲んでいた生活から
料理を作り毎日のように米を食べるのだから当然のように太りだす。
食欲も去年と比べると大きく変わった。
1日2食も食べれば食べたほうなのだが、
今は3食は必ず食べるようになってきた。
太るといっても2キロほどだが。
それも何かあるとすぐ減ってしまう。

SHIHOもまだ力が入らないようだったが、
協力してどうにかカヤックの積み込みが終わる。
オーナーが搬送(上流までカヌーと人を運ぶ)してくれることになった。
さぁ、出発だ。
上流に向かいしばらくみんなで川沿いの道をドライブ。
東京と違いまだここは春が遠い。
東京で桜の蕾が大きくなっているときにここはまだウメが満開。
最初は桜が咲いているのかと思ったが白い花のウメばかりが咲いていた。
広葉樹の木々はまだ枯れ木のままで緑をつけていない、
緑の木は植林された杉山ばかり。
畑や道路沿いには緑の雑草が生えだしているぐらい。
そういえば、蕗の薹がキャンプ場では蕾ではなくたっふだの草になっていた。

川の両側は山がせり出している。
川沿いの道はうねるように走る。
道はワインディングロード。
ドライブをすると楽しい道だ。
峠越えの道だとは1車線しかなくアップダウンと蛇行した道で、
対向車が木々に隠れて見えない。
それでも運転していて楽しい道で自分の運転技量がすぐわかる。
その道は好きだ。

車はだんだん目的地に近づく。
初心者用に10キロコースを選んでいる。
もちろん僕たちも今シーズン初めてなので肩慣らし。
川は上流で雨が降らないのとあれだけ雪が降っていたのに
一時的な積雪だったのか雪解け水が少ないようで、
穏やかな流れがずっと続いている。
こんな日の川下りはゆったりと景色を楽しみながら下りたい。
それと、事故もなく怪我をする人もなく、
川くだりに参加した人たちすべてが川を好きになり
家路についてもらいたい。

ライトバンは道路からはすれて川岸に出る小道に入る。
途中までは舗装した道だが途中からは泥道。
雨が降らないのでいつもなら泥道のところが
深いわだちを二つ作り川まで続く。
わだちに車のタイヤが入ると車体が大きくゆれる。
目的のポイントが見えてきた。

車が止まり乗っていたみんなが車から降りる。
又ここで力仕事が始まる、その前に積み込んだ荷物を
車から降ろして近くの空き地にまとめる。
念のため数を確認、一つパドルが多かった。
ライトバンに上ったSHIHOがルーフの上で
カヤックを固定していたゴムのバンドをキャリアからはずす。
そんなに大きくない体で30キロ近い大きな2人艇を持ち上げて
下に下ろし始める。
それを下で2人ぐらいで受け止める、この作業はすばやくおこなう。
いつまでもだらだら作業しているとスタートが遅れるし、
初めてカヌーに挑戦する人の緊張感や不安感が大きくなる可能性がある。
テキパキと作業をするといっても今回は5艇だけ。
すぐに下ろし終える。
やっぱり腕には同じ痛みが走るがすぐに収まる。
まぁいいか。
川岸までカヤックを引いて運ぶ。
水が多いときはどろどろになっている草地が多少固くなり
足がめり込まないし泥だらけにならずにすむ。

今日初めて川くだりをする女の子を連れたお父さん、
京都から車を走らせてきてくれた、男の子2人を連れてきたお父さん。
今日も楽しく川を下りましょう。
釣り人もほとんどいないからひたすらまっすぐに川を下りましょう。
川の水が少ないので浅くなったところは避けないと
浅くなった川底に乗り上げてカヤックが動けなくなります。
そのときはカヤックから降りてカヤックを引っ張ることになります。
周りの景色や鳥のさえずりを聞きながらリラックスしてください。
この川の鳥のさえずりはトンビのピーヒャララ、
時代劇の効果音でよく効く鳥の鳴き声。
川がみんなを待っています。

カヤックを川の中に入れる。
和船が並べてありもやいのロープが伸びている。
そのロープに引っかかると危険なので、
僕は川に入り川下りのツアー客の乗ったカヤックにロープが
引っかからないようにカヤックを誘導する。
川底は小石の砂利が広がるポイント。
浅い川の中に入る、水は刺すような冷たさで足がしびれてくる。
こんな日には沈没なんかしたくはないし、
ツアーに参加したも無事降りてほしい。
夏場はこの沈没が気持ちがいいのだが今はそんな時期じゃない。
参加したみんながSHIHOの漕ぐ後についてスタートした後に、
僕がしんがりでみんなの後についていく。
初めから波が立つ瀬だがどうにかみんな下った。
小さな女の子は離れていてもわかるぐらいの声で楽しんでいる。
ジェットコースターにでも乗った気分なのだろう。
まだ水が冷たいので防寒用に着込んでもらっている上に
ビニールの合羽を着ていた。
風がない日なのでそんなには寒くないだろう。
僕は彼らのカヤックの周りを漕ぎまわり話しかけて様子を聞く。

すぐに瀞場に出る。いつもなら流れがあるところ。
川の上には5色の色の違い種類が違うカヤックが浮かんでいる。
この統一感のなさがいい。
これから9キロぐらいの川くだりが始まります。


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